【北海道編】韓国人の求人はどんな仕事が多い?
北海道で働く外国人労働者は2019年時点でおよそ25,000人で、10年間で4倍にまで年々増加してきました。
国別では、ベトナムが8,225人で最も多く、次いで中国、フィリピン、韓国となっています。北海道での韓国人労働者数は917人です。
北海道の外国人労働者は、産業別では製造業の約7,000人が最多で、特に食料品製造業がほとんどを占めています。製造業に次いで農業・林業が約3000人、卸売業・小売業が約2,500人、教育・学習支援業、建設業、宿泊業・飲食サービス業が約2,000人とほぼ同数となっています。
では、北海道の韓国人の求人にはどのような仕事が多いでしょうか。
1 韓国人の求人職種
(1)ホテル従業員
北海道は1年を通して外国人にとても人気な観光地です。その分、多くのホテルがあります。リゾートホテルから外国人をターゲットとした小規模のホテル・民宿もあります。また札幌市などの大きい都市には、特に韓国人観光客や韓国人のビジネスマンが多く宿泊します。近年は、北海道の雪質がいいことが有名になって、より多くの外国人観光客がウィンタースポーツをするために来日しています。
ホテルの場合は、通訳翻訳や企画・経理、ホテル内のレストランの店員といった仕事があり、今後も需要は高い状態が続くでしょう。
ホテルのフロント、ホテルの事務職での企画・経理等、レストランの店員では取得する在留資格が異なるので、仕事内容を聞き、その仕事に合った在留資格を取得するようにしましょう。
(2)韓国語講師
北海道には、札幌などの都市を中心に企業も多く存在し、取引などで韓国人相手に仕事をする人も多くいます。そういった背景から韓国語講師の求人が多くあります。
また、近年はビジネスマンよりも、韓流ブームにより、韓国語をマスターしたいという女性が増えてきています。そのため、韓国語講師は、以前より需要が増えている状況です。
レッスンスタイルはグループやマンツーマン指導などがあり、正社員ではなく雇用形態がアルバイトである場合も多くあり、望む働き方ができるでしょう。
(3)販売スタッフ
韓国人旅行客は中国人の次に多く来ています。そして、北海道は人気の観光地で、お土産の種類も豊富なことから韓国人観光客がたくさん購入して帰ります。
韓国人観光客の多くは日本語が話せないため、韓国人が多く来るスポットには、韓国人販売員の募集があります。特に、空港や観光客を乗せた大型バスが来るような店、札幌などの大都市のデパート、家電量販店の募集が多い傾向にあります。
(4)営業職・経理・生産管理
札幌市を中心に、韓国人が経営する会社も多く、社員のほとんどが韓国人という会社も多いです。したがって、そういった会社での経理や生産管理などの求人も多くあります。
また、韓国取引先との連絡や輸入に係る連絡を韓国語で対応する必要がある企業も多いため、通訳を兼ねた営業事務の募集も多いです。韓国から輸入商品も増えてきていることから、韓国語ができる人の需要は高くなっています。
(5)ツアーガイド
訪日韓国人が多いことから、韓国語で案内できるツアーガイドの求人もあります。北海道には多くのに人気のスポットがあるため、ツアーガイドへの需要は高いです。
かつては、訪日客相手に有料で通訳ガイドをするために「通訳案内士」という国家資格が必要でしたが、今は改正通訳案内士法の施行により、無資格でも報酬をもらって通訳案内の仕事をすることができます。ただ、通訳案内士として働きたいのであれば、国家試験を受けて合格し、都道県県知事の登録を受ける必要があります。
(6)エンジニア
韓国はサムスン電子やLG電子などに代表されるようなIT大国ということもあり、優秀なエンジニアが多くいます。そのため、ITシステム開発企業などからの募集が多くあります。また、北海道にはゲーム開発会社も多く、韓国へゲームを輸出している会社からの求人があります。エンジニアは、給与水準も高めなため、スキルがある韓国人には人気があります。
2 在留資格を取得の注意点
就労ビザで働く場合は、どの仕事をするかによって、取得する在留資格が異なります。
レストランで接客の仕事をする場合には、技能評価試験と一定の日本語能力をパスし、「特定技能」を取得する必要があります。
ホテルフロント業務で通訳翻訳をする場合やホテル内で企画・広報をする場合は、「技術・人文知識・国際業務」や「特定活動」ビザで働くことができます。このように、仕事内容によって変わってくるので、応募した会社の仕事内容が多岐に渡るといった場合には、在留資格でできる仕事なのかをしっかりと確認しておきましょう。

