中国人社員との付き合い方ポイント3選

現在日本ではアジアから出稼ぎや、移住などで日本へ来日する外国人が大幅に増加傾向にあります。そんな中でも特に中国から来ている外国人が多くなってきており、観光客でもビジネスでの短期滞在でも中国からの来日人数も増加傾向です。

 

そんな中で取引先や、自分の会社の中にも中国人社員が存在するということも徐々に増えてきています。そんな中国から来た中国人社員とうまく付き合っていくためには自分が理解を示していくことが大事です。今回はそんな中国人社員とうまくやっていくポイントをあげていきます。

中国人の特徴を大まかに掴んでおく

日本人が奥ゆかしいと言われているように、中国人にも共通している特徴があります。中国人の特徴を理解していると、文化の違いとして相手を受け入れやすいでしょう。

 

中国では、お金と地位がリンクしているような社会構造にも関わらず、貧困の格差が問題化しており、自身の成功を描いて野望に満ち溢れている中国人が多くなっています。さらに中国人は、日本人とは違い、自己主張をしたうえで話し合いをすることを重視している文化です。そのため、中国人の態度が大きく感じてしまうでしょう。

 

それは意図的なものではなく、まずは自分の意見をしっかりと相手に伝えるためでしょう。そして、自身の成功を描いて野望に満ち溢れている人が多いので、あまり他人のことを気にしない人も多くなっています。そのため、他人のことを気にして、自分のことを犠牲にしてまでも他人を支える文化の日本人は不快なイメージを中国人に抱きがちですが、これは文化の違いです。

 

それだけの部分をとって不快な印象を抱くのではなく、良い部分をしっかりと見つめていきましょう。現に中国人は自分が大事だと思った人は、とても大事にするという文化があります。そんな中国人の良い部分を見つめていきましょう。

野望を同じ目線で持っておく

自身の成功を描いて野望に満ち溢れている中国人が多いと記載しましたが、それは仕事には逆に生かされる部分となっています。野望が仕事を通して達成できるのであれば、中国人社員は膨大な力を持っているはずです。その野望を全く同じにすることで志が同じ同志になります。同じ野望を抱くことで力を発揮してもらいましょう。

 

あなたと中国人社員が明確な野望を抱いておくことによって、目標が定まります。定まった目標は仕事に置き換えると、明確な野望を実現するための行動を引き起こして、お互いのやる気の増加などにつながります。それは仕事においては一石二鳥でしかありません。そのため、中国人が持ち合わせている成功を掴みたい野望を、仕事に持ってもらうことを考えていくと、プラスなことばかりです。

 

中国人社員が抱く成功は、報酬の増加と地位の昇進から判断をすることが一般的でしょう。そのため、地位や名誉を上げるためにも、中国人社員はあなたとの良好な関係よりも、仕事の成功を優先する傾向が多い場合もあります。それはそれで文化の違いと捉えておかないと、結果自分が気に留めてしまいストレスになるだけでもあります。野望は同じで良いですが、あくまで志が同じ同志と感じすぎないことも大切なことなのかもしれません。

中国人社員は信じすぎてはいけない?

中国には報連相の文化はまったくありません。そのため、中国人社員を部下に持つと、指示を出しても一方通行になってしまうことが多くあります。日本人の考えでいくと、管理者が隅々まで行動を把握しておきたいというのが本音で、いくら部下を信じていても、部下のためにアドバイスを考え、事前にミスを防ぐことを意識して報連相を必要と感じています。しかし中国ではそのような考えはありません。そのため、報連相を中国人の部下に必要とする場合には、報連相をするように指示を出しておかなければなりません。

 

さらに中国では、部下と上司はフラットな関係を望んでおり、上司を慕うとしたら、上司の方が実力を持っている場合のみというのも中国の考え方としては一般的です。そのため、上司の立場にあなたがなったときに、仮に相手以上の実力が出せていないと、指示に部下の中国人社員が従わないこともあります。しかし、それは日本人社員相手でも見受けられることでもあるので、そういった意味では管理者の立場になった場合に国籍の違う社員を抱えていたら、なおのことあなたの立場と実際の力を気に留めておいた方が良いでしょう。

中国人社員はプライベート重視

中国はビジネスの際は結果重視で、あくまでビジネスの時間と割りきっていることが多いでしょう。さらに、一族を大事にするという文化が昔からありますので、大事なのは家族とのプライベートの時間です。仕事よりもプライベートを優先することも文化の違いだと考えるようにしましょう。

 

しかし近頃は、日本もプライベートを大事にしたいという人も増えてきました。中国がプライベート重視を特段にしている人が多いというわけではなく、日本が自己犠牲しすぎているという考えでもあながち国際社会から見て日本を見てみると間違ってはないのかもしれません。

まとめ

中国人社員が、癖のあるような人に見えてしまうのは文化の違いが大きく関係しています。それを国籍の違いを理由にしてしまうのは誤った判断であり、国籍の違いでの差別と相手に感じられてしまう可能性もあるでしょう。

 

元来鎖国文化が日本には根付いていることもあり、日本に来日している外国人に対して日本の文化を理解した上での行動を強制させている面もあります。日本のルールといえばそうですが、これはグローバル社会の視点から見ると違和感がある社会でもあります。逆にこの時代だからこそ、他国の文化を理解していく必要が大きくあります。

 

中国人社員とうまくいかないと感じている人達は、確かに性格の不一致などで苦労をしている人も多くいるかとは思いますが、少し相手側に歩みよって相手の文化と日本の文化を理解したうえで、相手のことを少しづつ理解をしていくように、自分から相手に歩み寄っていくのも大事なことではないでしょうか。