まずは派遣から外国人雇用を試してみるのもアリ!

人材不足の解消のために、外国人の雇用に目を向けても、なかなか経験がないと難しいことが多々あります。そんな中で、外国人の雇用をいきなり自社でするわけではなく、外国人雇用のサポートを外部に委託をすることから始めることを選ぶ企業が増えています。

 

外部とは、外国人スタッフの派遣会社です。派遣会社は、自社に外国人材を派遣してくれるので、自社で雇用しなくても、外国人が自社に働きに来てくれるというメリットがあります。外国人の雇用を成功させるために、まずは派遣からスタートしてみるのも良いかもしれません。

 

雇用契約や就労ビザ手続きに関しては全て派遣会社がやってくれる

外国人の雇用に対しては、基本的に日本人と同じような準備をしますが、就労ビザの取得や、在留カードの確認など外国人特有の外国人を採用する場合の確認点があります。

 

これはあくまで自社で採用した場合に確認をする義務があるものです。派遣社員の外国人を派遣してもらう場合は、雇用元はあくまで派遣会社となるので、派遣会社がすべての確認事項の確認や、外国人雇用手続きに際しての準備を行ってくれます。

 

そのため、派遣会社からの外国人を呼び寄せるメリットは、外国人雇用手続きに慣れていない企業にも大きくメリットがあるでしょう。

 

さらに、外国人を雇用したことがない企業が、どんな形で外国人は自分たちの職場で活躍をしてくれるのかということを確認するためにも派遣会社から外国人を派遣してもらう事は有効でしょう。

派遣会社が適切な人材を選ぶ

日本が急速にグローバル化に進んでいるため、グローバル化にあわせて、企業側が外国人を必要とするようになってきました。急速に外国人が求められてきたため、優秀な外国人は、外国人を必要としている企業の中で、取り合い状態になってしまっています。

 

そんな中で、高度人材ポイントを70点以上取れるような優秀な人材や、日本語能力検定がN1レベルの日本語がビジネスレベルで喋れるような優秀な人材は、すぐにどこかの企業に採用されてしまいます。

 

そのため、現状は外国人の採用を開始しても、優秀な人材がすぐには集まらないことが現状です。その点派遣会社は、様々な外国人の雇用を経験しているので、派遣会社にどういった外国人を必要としているか要望さえ伝えていると、派遣会社もマッチした人材を派遣してくれます。

 

そのため、いきなり募集をかけるのではなく、どういった外国人が理想で雇用したいかという点をまず派遣会社に伝えておきましょう。派遣会社は、人材選定のプロです。そこから実際に派遣された外国人の仕事内容見て、実際の適切な人材はどういった人材なのかを確認しましょう。

派遣された外国人を正社員へ

派遣された外国人の業務内容が今後も必要なレベルということであれば、派遣社員という形ではなく自社の正社員として雇用することを検討しましょう。紹介予定派遣というものもあります。派遣社員はあくまで期限付きで自社に派遣される人材であり、その期限を迎えてしまう基本的に契約終了です。

 

人手が足りない場合は派遣会社がまた職場に新たな外国人を派遣する形になってしまいます。そうなってくると、また新たな外国人が自社にやってきて、リスタートということなります。また新たな人材を迎えるよりかは、優秀な人材には継続で勤務をしてもらう方が確実に会社のためになるでしょう。

 

そういった意味でも、必要とあればその外国人を自社に正社員として迎え入れるのも検討に値すべき項目です。外国人の派遣社員にとっても正社員の話は悪くない話であるはずです。日本は外国人の採用を求めている企業が徐々に増えていますが、同時に、どうやって企業に就職したら良いのかがわからない外国人が増えているのも事実です。

 

そういった外国人が行き着く先としては、派遣会社での雇用などの有期雇用の形となる場合が多いです。そんな外国人たちは基本的には正社員になることを求めています。そのため、正社員の意思確認をして正社員になりたい要望があれば積極的にその外国人を採用するべきでしょう。

 

就労ビザも人材派遣会社を通して取得していますが、自社の仕事内容にて就労ビザを取得しています。そのため、正社員にする場合にも大きく就労ビザの内容を変える必要がないので、就労ビザの手続きも新たな外国人を採用するよりかは比較的に簡単になるでしょう。

繁忙期に派遣会社へ相談

業種によっては、日本人を採用するよりかは外国人を採用した方が、顧客に対するサービスが良くなる業種もあるでしょう。例えばホテルや旅行会社や小売店などのインバウンド業務です。そういった業種では、繁忙期を迎えた時に急激に人材が必要になる場合があります。

 

そういった時に、新たに自社で採用していると賄えないような人数の採用希望がある場合は、派遣会社に1度相談をしてみましょう。派遣会社は、繁忙期にすぐに戦力になれるスキルの持ち合わせた外国人を人材のリストからかき集めて自社に人材を派遣してくれます。

 

繁忙期に、自社で採用していると、自社で全ての手続きを取らなくてはいけなくなってしまいます。その時間も無いような忙しさであれば、派遣会社は自社の代わりに採用に関しての手続きをとり行ってくれるため、採用手続きを代行してくれるという意味合いでも派遣会社がおすすめです。

 

また、繁忙期を過ぎた時に、繁忙期と同じような人数を設置していては人件費がままならないということであれば、繁忙期だけの有期雇用の形も取れる派遣社員を考えてみるのも人件費削減の手段になります。

まとめ

外国人を採用するためには、様々な手続きや時間がかかります。初めて外国人を採用する企業にとってはこの手続きや、外国人を初めて受け入れるということに対しての不安などがあるでしょう。

 

そういった慣れない不安や手続きを素早く解決するために、最初は派遣会社はうってつけです。就労ビザ手続きは代行してやってくれ、初めての外国人採用であればどのような外国人が適切なのかを見極めて派遣してくれます。

 

そのため、初めての外国人採用の入り口として派遣会社を検討しみることは、初めての外国人採用に対してのハードルを下げてくれるなどの利点しかありません。また、初めて自社に受け入れた外国人派遣社員が、素晴らしいレベルであれば、そのまま自社に受け入れてしまえばいいのです。

 

1つ試すような形で採用を検討している場合は派遣会社を利用してみましょう。きっと、今後の外国人採用が自社に向いているのかを判断する基準の大きな1つとなります。