通訳がほしい中国人求人企業の特徴と求められる人材像は?
中国と取引をする会社や中国人観光客が年々増加していることに伴い、日本で働く中国人の数も増加しています。そして、日本で働く中国人にとって、通訳の仕事も人気職の一つです。
では、通訳がほしい中国人求人企業の特徴はどのようなものでしょうか。また、通訳がほしい中国人求人企業が求める人材像とはどのような人物像でしょうか。

1 通訳がほしい中国人求人企業の特徴
中国人の通訳を求める企業は、中国企業を取引相手とする企業や中国人を相手に取引をする会社です。通訳を専門に行う会社はもちろんのこと、不動産会社や投資会社、ホテル、コールセンター、人材紹介会社、貿易会社その他インバウンド事業を行っている会社での求人が多いです。中国人を相手に契約や仕事等の説明を通訳し、理解してもらいます。
通訳といっても、業種によって求められる日本語力や専門知識は異なってきます。契約関係や投資においては、法律や投資の高度な専門知識がいる場合もあり、日本語力も高いレベルのものが要求されるでしょう。
「通訳」として働くためには、大学等を卒業しているか、3年の通訳としての実務経験が必要です。
2 通訳に求められる人物像
通訳者に求められる力とはどのようなものでしょうか。
①語学力・表現力
通訳者として働くには、多くの力が必要になります。まずは高い日本語力、中国語力が必要です。ビジネスの場面では、相手の失礼にならないような言い回し(敬語、丁寧な言い回しなど)が求められます。したがって、尊敬語や謙譲語のしっかりとした知識も必要になるでしょう。そして、瞬時に日本語→中国語、中国語→日本語へと変換し、相手の言いたいことを的確に伝えられる表現力も必要です。
②学習意欲
通訳会社で働く場合は、毎回異なる会社から依頼があり、様々な専門分野の通訳をする場合があるため、常に勉強することが求められます。また、通訳会社でなくても当事者の経歴やその人が所属する会社の理念などの背景も理解していないと、話の流れや話者の意図が分からないことがあります。
したがって、未知の分野であっても専門用語を学ぶことが苦ではなく、情報収集も徹底的にするなど、いろいろなことに興味を持って真剣に取り組める人が好まれます。
③コミュニケーション能力
通訳者は人と人をつなげる役割を果たします。そのため、円滑なコミュニケーションを取ることができるコミュニケーション能力や相手の関係性を理解し、配慮できる力、臨機応変な対応ができる力も必要です。
④自己管理能力
通訳者がいなければお互いの意思疎通を図ることができないため、通訳者はとても重要な役割を果たします。体調が悪くても代わりの人がいないことが多いため、体調の監理ができる人であることも必要です。
⑤経験
日本にいる中国人で通訳をすることができる人は多くいます。企業が求める通訳者は、ただ日本語を中国語に変換(または中国語を日本語に変換)できる人が欲しいわけではありません。先ほど述べたように、場面に応じた言葉の使い分けやコミュニケーション能力等がある人が欲しいのです。もっとも、あまり通訳をしたことがない人は、お互いの言いたいことを理解できていても、それを上手く、速く中国語と日本語に変換ができないことが多いでしょう。したがって、場数を踏んで実績を積むことも必要です。
求職時に、経験があると企業側も安心して通訳を任せられます。通訳が速くできない場合は、シャドーイングを徹底的に行ったり、実際にボランティアとして通訳の経験を重ねたりするとよいでしょう。
3 就労ビザで通訳として日本で働く場合の注意点
就職目的で日本に来日した際は就労ビザを取得しますが、通訳として働く際には、自らの学歴や実務経験で通訳者として就労ビザが取得できるかに注意してください。
学歴や実務経験を満たして、在留資格「技術・人文知識・国際業務」を取得できるとしても、働く会社に充分な業務量があるかをチェックしてください。
通訳会社であっても、他に中国人の通訳者がたくさんいれば、一人当たりの業務量は減ってきます。一人の通訳者がどのくらいの業務量を抱えているのかは、同じ中国人の通訳者がどれくらい案件を抱えているかなどを聞くなどして、通訳の業務量が十分かも聞いておきましょう。「通訳」として就労ビザを取ったのにも関わらず、通訳者として働くことはあまりなく、実際には違う業務ばかりしていたという事例は多くあります。このような場合には、在留資格の更新ができないという最悪な結果にもなりかねませんので、面談時に聞き、安心して就職できるようにしておきましょう。

