中国人が日本で就職したい理由5選
日本には約166万人の外国人労働者がおり、中国人は最も多く418,327人、外国人労働者数全体の25.2%います。
日本で働きたい中国人は年々増加しており、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時的に減少するおそれはありますが、今後も増加していくことが見込まれます。
では、中国人にとって、日本で働く魅力は何でしょうか。

1 中国人が日本で就職したい理由
中国人が日本で就職したい理由として、以下の理由が挙げられます。
①給与が高い
②暮らしやすい
③安心・安全
④教育がしっかりしている
⑤保険や福利厚生が充実している
それぞれについて見てみましょう。
2 ①給与が高い
「中国人の爆買い」は数年前からニュースで取り上げられていますが、この爆買いができるのは一部の富裕層だけです。中国では都市部とそれ以外で、給与格差が激しいのが現状で、中国の一般的なサラリーマンの平均年収は250万円程度です。農村部では、もっと少なく100万円程度となっています。
日本人の平均年収は約430万円なので、一般的に日本の方が給与が高い傾向にあります。
一方で、物価は急激に上がり、日本との差はなくなってきています。地域や物品によっては、日本より高いです。
中国は近年の経済発展により、都市部の富裕層や中間層を中心に平均給与が急激に上昇していますが、給与が高い仕事は日本同様に競争率が激しく、まだまだ日本の給与に魅力を感じる中国人も多いのが現状です。
3 ②暮らしやすい
日本で住み続けたいと希望している中国人の多くは、日本が暮らしやすいことを理由に挙げています。
日本は公共交通機関の発達により、時間通りに目的地に到着することができます。また、日本人はマナーとルールをしっかりと守るため、割り込みもなく、心地よく暮らすことができます。さらには、街中のゴミもあまりなく全体的に清潔に保たれているので、公共のトイレもきれいで使いやすいといえるでしょう。
他方、中国は、工場からの排気で空気が悪く、街中もあまりきれいではありません。路上にゴミを捨てたり、つばを吐くのはよくあることで、子どもに路上で用を足させるということも珍しくありません。また、トイレも少し都市部を離れると汲み取り式で、非常に汚いです。
食に関しても、日本には中国料理店が多くあるので、食が合わないといった心配はないでしょう。さらには、日本ではどこの国のご飯も食べられるというくらい多種多様な食べ物を食べることができるという魅力もあります。
4 ③安心・安全
日本の治安の良さは世界でも有名です。殺人や強盗などの凶悪犯罪だけでなく、空き巣も海外に比べれば少ないです。夜道を一人で歩いていても、犯罪に遭うことは稀で安心して暮らすことができます。
また、食に関しても日本は安全です。少し前に中国では段ボールが入った肉まんが販売されていたというニュースがあったように、中国国内では違法添加物使用や残留農薬等による有害有毒食品の横行が後を絶ちません。また、日本では水道水をそのまま飲めますが、中国では水道水を直接飲むことはできず、一度煮沸消毒してから飲むのが一般的です。
したがって、中国ではまだまだ食に関して安心できない部分が多いといえるでしょう。
犯罪に遭わず、食事の安全性に気を遣わなくてもよいということは、日本人は当たり前のようになっていますが、外国人からすると、とても魅力的なことなのです。
5 ④教育がしっかりしている
中国の就職では即戦力が求められる傾向があるため、未経験者では就職が難しいのが現状です。したがって、日本のように教育プログラムがしっかりとしている会社は少ない傾向があります。
一方、日本では新卒一括採用をとっていることもあり、未経験で会社に入った後でも、教育プログラムがしっかりしていて、結果的に仕事のスキルを速く習得することができます。
中国人にとっては、ゼロから人材を育成してくれる日本企業が魅力的に映るようです。
6 ⑤保険や福利厚生が充実している
これは、中国が保険や福利厚生が充実していないということではなく、日本では外国人労働者であっても保険が使え、福利厚生がある点で中国以外の他の国で働くよりも良いということです。
中国では、経済発展は目覚ましいものの、成長率は鈍化してきており、就職を取り巻く環境はあまりよいとは言えなくなってきています。そして、先ほど述べたように、中国の人口からして一流企業への就職はかなりの競争率なので、他の国で働く選択をする学生も多くいます。
したがって、他の国と比べた場合、上記のような日本で働くメリットがあって、福利厚生もしっかりとしているなら、より日本での就職は魅力的に見えるでしょう。

