大阪での中国人正社員求人はどんな仕事が多い?
大阪府で働く外国人労働者は10万人を超えており、7年連続で過去最高数を超えています。また、外国人を雇用する事業所の数も7年連続で過去最高数を更新しており、毎年1割強も伸びています。そして、関西において外国人労働者の国籍別の割合をみると、中国が3割程度を占めており、ベトナムと共に最も多い国の一つとなっています。
こうした背景から、今後も中国人の求人は増加していくことが予想されます。
では、大阪の中国人正社員の求人にはどのような仕事が多いでしょうか。

1 中国人正社員の求人
(1)技能実習生のケア・事務職
大阪では、最も多くの割合の外国人労働者が製造業で働いています。このうちほとんどの外国人は「技能実習生」で、中国人の技能実習生も多くいます。彼らの中には日本語がそこまで得意でない人も多く、日本人上司にうまく伝えられないなどのコミュニケーションで苦労している人もいます。そこで、同じ中国人が間に入って、技能実習生のメンタルケアもしつつ、事務職でも働くという仕事の求人が多くあります。
(2)販売スタッフ
インバウンドにより、中国人旅行客はここ数年で激増しました。大阪にも多くの観光地があり、外国人に人気がある京都も近いことから、中国人にはとても人気があります。そして、多くの中国人は、大都市である大阪でショッピングを楽しみます。そこで、中国人販売員の求人が多くあります。
主な求人先としては、デパートの販売員、家電量販店の販売員などです。
中国人観光客の多くは、日本語を話せないため中国語での接客になります。家電量販店に入社する際には、家電の知識があった方がよいですが、なくても入社後に学んでいけば問題ないとする会社が多いので、家電の知識が必須条件となっていないのであれば、心配する必要はありません。
(3)バイヤー
中国の会社に日本製品を売るため、日本製品を仕入れる仕事があります。中国人に人気があるのは、日本の化粧品や食料品、医薬品です。こういった商品を中国の会社の要望に応じてまたは提案し、仕入れを行います。中国の会社と取引をするので、中国語が話せる人材が重宝されます。
(4)製造・設計
大阪には工場も多いことから、製造スタッフの仕事の他に、専門的な金型や機械の設計をする仕事があります。工場には多くの中国人のスタッフがいることから、中国人スタッフの育成も担う場合もあります。
(5)ホテル従業員
大阪には、多くのホテルがあります。一流といわれる有名ホテルから、外国人をターゲットとした小規模のホテル・民宿もあります。どちらの場合も、中国人観光客は多く宿泊します。
ホテルの場合は、通訳翻訳や企画・経理、レストランの店員といった仕事があります。
ホテルのフロント、ホテルの事務職での企画・経理等、レストランの店員では取得する在留資格が異なるので、仕事内容を聞き、その仕事に合った在留資格を取得するようにしましょう。
(6)ツアーガイド
訪日外国人観光客の増加により、中国語で案内できるツアーガイドの求人もあります。大阪・京都という外国人に人気のスポットがあるため、ツアーガイドへの需要は高いです。
かつては、訪日客相手に有料で通訳ガイドをするために「通訳案内士」という国家資格が必要でしたが、今は改正通訳案内士法の施行により、無資格でも報酬をもらって通訳案内の仕事をすることができます。ただ、通訳案内士として働きたいのであれば、国家試験を受けて合格し、都道府県知事の登録を受ける必要があります。
(7)中国語講師
大阪には、大企業も多く、取引などで中国人相手に仕事をする人も多くいます。また、語学スクールの費用を福利厚生の一環として援助する企業も東京には多くあり、そういった背景から中国語講師の求人が多くあります。
また、近年は中国ビジネスの増加から、中国語への関心が高まり、より需要が増えている状況です。
レッスンスタイルはグループやマンツーマン指導などがあり、正社員ではなく雇用形態がアルバイトである場合も多くあるので、注意してください。
(8)営業職・経理・生産管理
中国人が大阪には多いので、中国人を相手とした営業職の求人も多くあります。また、中国人が経営する会社も多く、社員のほとんどが中国人という会社も多いです。したがって、そういった会社での経理や生産管理などの求人も多くあります。
2 在留資格を取得の注意点
就労ビザで働く場合は、どの仕事をするかによって、取得する在留資格が異なります。
レストランで接客の仕事をする場合には、「特定技能」を取得する必要があります。ホテルフロント業務で通訳翻訳をする場合やホテル内で企画・広報をする場合は、「技術・人文知識・国際業務」や「特定活動」ビザで働くことができます。このように、仕事内容によって変わってくるので、応募した会社の仕事内容はしっかりと把握しておきましょう。

